2013年 02月 06日
水鳥たち |
パリ市内や郊外でテーマとして継続している観察(川鵜、ノドジロテン、カラス、ネズミ類・・)の他にも、新しいフィールドを開拓している。今、よく通っているのがパリ市から南東に位置するラ・バセ湿地帯である。
ネットや知人の情報を元に、カロ・フランやレ・セグラ、プレ・オー保護地区に行ってみたら、結構、水鳥が多かった。フランスは狩猟圧が高く、密猟もあるのでガンカモ類が意外と少ない。それが、ここではマガモはもちろん、キンクロハジロ、ホシハジロ、オカヨシガモなどが群れていた。オオバンなぞ百羽単位で泳いでいる。
スコープで覗いていると、体が白と茶・黒に色分けられ頭が赤茶、嘴が紅色の派手な鴨が4~5羽見えた。アカハシハジロである。フランスでは最も美しいカモの一種だ。カマルグなどの大湿地帯にしか分布していないと思っていたので、嬉しいサプライズであった。
家で図鑑やネットで調べたところ、ここでも少数であるが繁殖さえしているとの事。
農耕地ではノハラツグミ、ノスリやハイタカが見られた。キツネの足跡もあったから、朝夕は更に面白そうだ。春を迎えれば、植物や虫、両棲類もかなり期待できると確信した。
by t-kuwabara
| 2013-02-06 19:02
| 鳥