桑原実彦 絵日記 BLOG ILLUSTRE - フランスで人物や自然(野生動物など)のスケッチ・風景画
2013-11-09T01:45:25+09:00
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自然や街・生物の観察・ニンゲンのスケッチをアップ。
Excite Blog
41回目のスケッチクロール
http://kuwabarat.exblog.jp/21298015/
2013-11-09T01:44:00+09:00
2013-11-09T01:45:25+09:00
2013-11-09T01:44:04+09:00
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イベント、出来事
先月の19日には前から参加しているイベント、スケッチクロールがあった。
これは決められた日に世界中のあちこちでスケッチ会をやって、その成果をネットで発表するというもの。アマ、プロに関係なく誰でも参加できる。
今回のパリ・スケッチクロールは北の郊外、ル・ブルジェ市にある航空宇宙博物館で行われた。
ここは何回か訪れているが文句なく面白い場所である。何しろルネッサンス辺りの飛行機らしき形をした怪しい物体から、最新型のロケットまで揃っているのだ。
それぞれの時代に興味深いものがあるけれど、僕は20世紀初めの複葉機が絵になると思っている。何機も描いていたら、あっという間に夕方の集合時間になっていた。
近所のカフェでみんなの絵を見ながら、いろいろと喋る。こういう時間も楽しいので、瞬く間にお開きの時間になってしまった。]]>
ノルマンディー半島
http://kuwabarat.exblog.jp/21293082/
2013-11-07T20:30:30+09:00
2013-11-07T20:30:37+09:00
2013-11-07T20:30:37+09:00
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旅行
9月初めの週末、ノルマンディーの海で遊んできた。
まだ秋と言うには早い天候で、快晴の日が続いていた。天気が悪いので有名な地方だからラッキーであった。
まずはカブールという街に行く。プルーストが滞在していた有名なホテルがあり、昔はお金持ちの避暑地だったそうだ。確かに美しく装飾された建物が海岸沿いに並んでいた。
近くにはディヴ川が流れており、潮で水位が変わる。干潮になれば岸には泥の浅瀬が現れて、コサギなどの水鳥が餌を探していた。
海岸は長い砂浜が続いている。観光シーズンもピークを過ぎたこともあって人は少ない。セグロカモメは浜に残されたマテ貝や緑蟹を啄ばんでいる。
三日目、帰る日はストップオーバーしてトゥルヴィル市で昼食した。その後、ヨメさんは旧市街を散策、僕は荷物見張り番も兼ねて浜で写生をしていた。
海辺なのでコサギやカモメ類、小型のシギ類がいるのは当然だが、ホシムクドリが沢山いたのには驚いた。キョウジョシギと喧嘩して餌を漁り、海水で水浴びをしていたのだ。
挿絵はセグロカモメらしきの幼鳥。]]>
クロゾン半島
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2013-09-18T18:43:00+09:00
2013-09-19T12:38:02+09:00
2013-09-18T18:43:21+09:00
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旅行
ブルターニュの先端にクロゾンという小さな半島がある。自然公園に指定されていてカワウソなどが生息しているらしい。8月にその方面に行く用事があったので、三日ほど滞在してみた。
ブレスト市から船で30分ほど、ル・フレットという小さな港に着く。ハイキング・トレイルであるGR36を歩いて、ディナン岬を目指した。途中に大きな池があるから、カワウソの痕跡を探そうと思っていたが、葦が生い茂って岸には接近できない。二時間ほどウロウロしていたが、諦めてトレイルを進んだ。
ディナンでは岬の手前に良い浜があったので、砂丘で夕食を摂る。ブレストの魚屋でアカザエビと白ワインを買ってきたのだ。沈み行く陽を眺めながら甘いエビを頂いた。
翌日は岬周辺を歩いた。セグロカモメが飛び交うなか、褐色の小さな猛禽が直線に飛んでいった。チョウゲンボウである。崖が多いので、ここら辺で営巣したのかもしれない。
ヒースが咲き乱れ紫色に染まるディナン岬を後にし、内陸側の林道を歩いていると遥か前方に赤茶のけものが見えた。キツネだ。道の縁に寄ってしゃがんで観察していたら、気が付かずに進んでくる。マーキングしたり、餌を探していた。落ちていたモグラを咥えては捨てる。そして、やっと僕に気が付いた。驚いて凍結し、下がって林に隠れた。それでも僕が動かないでいると、林の藪から接近して何物か確認しに来る。若いキツネだから好奇心が強いのだろう。僕が振り返ったら、反応してサッと逃げていった。
その後も半島の風景や動植物を堪能したあと、ル・フレットへゆっくりと戻る。港の古い町並みを楽しんでいたら、小さな塔に羊歯が生えていた。その光景を描き終えた頃、帰りの船が入港してきたのだった。
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バルセロナ
http://kuwabarat.exblog.jp/21044915/
2013-09-09T17:43:00+09:00
2013-09-19T12:42:41+09:00
2013-09-09T17:43:44+09:00
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旅行
今年の夏休み旅行はヨメさんの提案でバルセロナへ行ってきた。
フライト+安宿のパックでお得なのがあったので決定。7月半ば、六日間ほど滞在した。
(上は1888年に万博の際に建てられた凱旋門、オキナインコが小群で飛んでいた)。
到着した日は夕方にサグラダ・ファミリア聖堂へ。言わずと知れたガウディの未完構造物である。ヨメさんはガウディのファンなので内部もゆっくり鑑賞していたが、僕はサッと観てから外で上空を見ていた。ここにハヤブサがいるとネットで調べていたからである。30分ほどしたら甲高い「ケケケケッ」という声が聞こえてきた。双眼鏡で見たら確かにハヤブサ、それも二羽いた (この時期は巣立ちしたあとなので珍しいことではない)。若鳥が成鳥に餌をねだっているようである。相変わらず工事中の聖堂上空をハヤブサが飛翔している光景は面白かった。
翌日はモンセラットへ。
バルセロナから約50キロほど内陸に向かう。列車で一時間ほどだ。ここは奇岩が並ぶ小山脈で、その形状はガウディの造形に影響を与えたと言われている。ヨメさんは教会や美術館を回り、僕は整備されたトレイルを歩いた。地中海産の植物や蝶が多く見られ、ワタリガラスが気流に乗って羽ばたいていた。
そびえ立つ奇岩は実に面白く、何枚も写生できた。
次の日、バルセロナ市内のガウディ名所をヨメさんが鑑賞している間、僕は裏山のコルセロラ公園を歩いた。公園と言っても、林や野原、オリーブ畑がある広大な場所で、トレイルが整備されているだけだ。僕のようにハイキング気分で来ている人、ジョギング、自転車、犬の散歩などいろんな人々が楽しんでいる。
セリ科の花には蝶やハチ、ハナアブなどが多く訪れていた。上はホソコバネカミキリの類。細長い体に甲虫らしくない羽を纏った奇妙なカミキリであった。
バルセロナから出て海水浴に行こうとヨメさんが意見。フランスの格言によると女の言う事は神の言葉、であるので、シッチェスという浜の街へ向かった。
有名な海水浴場みたいで、僕らを含めた観光客が多く、街中は洒落た店が並んでいた。パタネグラの生ハムと赤ワインを求め、海岸のベンチでピクニックとした。やはりスペインの生ハムは奥深い味だった。
ゆっくりと海で泳いだあと、街を散策しながら駅へ向う。海辺の古い教会では数え切れない程のヨーロッパアマツバメが旋回していた。
スペインでは格安に楽しく外食できるタパスがある。獅子唐の唐揚げ、小コウイカ炒め、片口鰯の酢漬け、小魚のフライなどを白ワインでやるのは楽しい。
あとは有名なパエリアだ。「グリル・ルーム」というお洒落な店で頂いたが、海老やムール貝の他に豚肉も入っており、いい出汁が出ていた。
六日ほどの滞在で自然観察にはあまり時間が割けなかったけれど、大型ジャノメチョウやボネリークマタカなど地中海地方の種類が見れた。
今回、どうしても写生したかったのはスペインカベカナヘビ。フランスでも普通種のカベカナヘビに近い種で、全体的に体色が淡く赤味があるとされている。
ガラッフ公園などで探したのだが全く見られなかった。珍種とは思えないので不思議に思っていたが、最終日に再び訪れたコルセロラ公園でやっと観察できた。確かにオレンジ色がかった体色で、枯葉などが多い地面では目立たない。
サボテンやムーアカベヤモリも写生したあと、ゆっくりと下山してバルセロナのホテルへ向かった。]]>
7月13・14日の週末
http://kuwabarat.exblog.jp/20812611/
2013-07-18T05:26:00+09:00
2013-07-18T05:28:43+09:00
2013-07-18T05:26:43+09:00
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イベント、出来事
13日は久しぶりのスケッチクロール。
今回は13区にあるビュット・オ・カイユ界隈だった。建物が低くて、庶民的、、、村みたいな雰囲気の残るところである。
光景や虫、花、人物などを描いていればアッと言う間に夕方。みんなでブラサイ公園に集まり、絵を見せ合ったり、画材や技術の話になる。このイベントの面白いところは絵の経験や年齢問わずに誰でも参加できるところ。20~30代の人たちと話すのは刺激になる。
夕方はフェイスブックで知り合った友人たちとポンヌフの公園でピクニックだ。ネットで知り合った人たちとは必ずしも現実でのお付き合いには発展しないし、その人間関係も脆いものだが、この人たちとは何故かウマがあって今回で二回目である。各人が料理や飲み物を持ちよって、夜中まで話し込んでしまった。
翌日の14日、夜はエッフェル塔で花火大会である。
打ち上げられるシャイヨー宮殿近くのシャン・ド・マルスは人で一杯なのは知っていたから、ちょっと離れても少しは空いている陸軍士官学校の方から花火を楽しんだ。今年は国旗の三色をイメージした新種も打ち上げられ、みな大満足であった。
(下はスケッチクロールで描いた公園の花)
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五月~七月半ばの観察
http://kuwabarat.exblog.jp/20812567/
2013-07-18T04:44:00+09:00
2013-09-19T12:40:42+09:00
2013-07-18T04:44:21+09:00
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けもの
パリ市や近郊・郊外の動植物を描いて数年経つが、来年辺りは一段落かと思っている。これからも多少は継続するけど、だいたい描きたい対象は描いてしまった。コチドリ、ヨーロッパアナグマ、マツテン、キツネ、ハヤブサ、長元坊、のろ、ドブネズミ、イモリ類、野生ランの仲間、野原や森の昆虫、ヨーロッパハチクイ、ミズハタネズミ、セグロカモメ、ミドリカナヘビ、きのこ類・・・などである。
上はセナールの森で見かけたシマリス。ペットの篭脱けである。この帰化種はムドンの森でも結構描いたが、北海道を思い出させる奴だ。
これからはパリ地方南東のバセをはじめ郊外の湿地帯、五月に行ったビュジェ地方、ピレネーのスペイン側などを見ていきたい。郊外の謎の帰化動物、セーヌ川に放流されたヨーロッパオオナマズ、パリ地方に接近しつつあるオオカミなど、課題には事欠かない。
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裸婦スケッチ
http://kuwabarat.exblog.jp/20787540/
2013-07-12T13:30:00+09:00
2013-09-19T12:41:42+09:00
2013-07-12T13:30:32+09:00
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人物
学校を出たら、自主的に継続しないといけないのだが、モンパルナス辺りの教室などでは結構な値段。描く人も多く混んでいるから、ついつい足が遠くなる。
友人の画家が主催している裸婦スケッチ・セッションがあるので時々、通っている。少人数で、いい雰囲気なので行き易い。
ここ一年ぐらいはサボってしまったが、6月は連続して通った。下に描いたのはシーモンヌというダンサー。やはり踊りをやってる人は動きが違う。
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ピレネー山脈
http://kuwabarat.exblog.jp/20762212/
2013-07-07T01:07:00+09:00
2013-09-19T12:44:54+09:00
2013-07-07T01:07:17+09:00
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旅行
5月末から6月の初旬、ピレネーへ出かけていた。
この山脈には今までアリエージュ方面に二回、バスク地方に一回訪れている。バスクで見られたハゲワシの姿が忘れられなくて、再び行きたくなった。
出来れば数少ないヒゲワシもスケッチしたかった。
5月30日にユルドス村に到着。野宿するつもりだったが、土砂降りで仕方なく安宿を取ったが、結局は正解だった。予報に反してこの雨が五日間も続いたのである。おまけにこの宿、飯が安くて美味かった。
到着した翌日、雨が上がりそうにないのでスペイン側へ行ってみた。スペインと言ってもユルドスからバスで20分ほどである。長いトンネルを抜けると、快晴だった・・と期待してたが、こちらも雨。しかし晴れ間も少し見え、何となく気分が良い。
カンフランという村でこれまた美味い定食を食べた後、トレイルをしばらく歩く。川沿いの草むらではアミガサユリの仲間が咲いていた。フランスで見る赤紫色でなく黄緑が混じった花である。後で調べて判ったが、ピレネー周辺の特産種、Fritillaria nigra, syn. Fritillaria pyrenaicaであった。
翌日もカンフランへ。
今回はトンネルを抜けたら晴れていた。ユルドスでは相変わらず雨だったので、僅か20キロメーターほどで天候が全く違うことになる。
カンフランでチーズとパンを買って、トレイルに入る。今日は快晴だから山沿いの道をどんどん歩ける。一時間もしないうちに上空に飛翔している大きな猛禽が見えてきた。翼が異様に長くて尾は短く、頭部は細長い。シロエリハゲワシである。
上昇気流を巧みに利用して悠々と飛んでいる。その高い崖周辺では帆翔しやすいらしく、5・6羽が観察できた。他にもアカトビ、キバシガラス、ワタリガラスなどが飛んでいた。
帰り道、林道でキバシガラスの群がかたまって、森林の梢スレスレに素早く飛んでいく。おや、と思っていると、戦闘機みたいな中型の猛禽がすぐ後を追っていた。ハヤブサだ。
カラスたちは逃げ切って森の彼方に消えた。ハヤブサは谷間に抜けて、速度を落として上昇し、ゆっくりと飛び去った。
この日の収穫があまりに多かったので、その後に短かったがアラゴン地方の南まで行ってみた。ハカという町からサビーニャニゴに抜けて、ヒメクマタカやヒゲワシを観察できた。おまけにバルでは美味しいワインやタパスが気軽に楽しめた。いつか又訪れたい。
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ビュジェ地方
http://kuwabarat.exblog.jp/20691149/
2013-06-22T07:00:09+09:00
2013-06-22T06:59:36+09:00
2013-06-22T06:59:36+09:00
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旅行
5月初旬、東フランスのビュジェ地方でグループ展に参加。その後、写生ハイキングしてきた。
800~1000メーターの低山が続き、深い森林と牧草地が多くあった。
ヨーロッパヤマネコやオコジョ、キツネ、猛禽類、セアカモズ・・・森や野原で咲き乱れるさまざまな野花、など風景と共に描くものが沢山あった。放牧されている羊や牛をスケッチするのも楽しかった。
今回はグループ展の主催者であるアニエスとジョエルにいろいろとお世話になった。このパノラマも、見晴らし場所を教えてもらったので描けた。ありがたい友人たちである。
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遅い春
http://kuwabarat.exblog.jp/20557375/
2013-05-27T07:45:22+09:00
2013-05-27T07:45:23+09:00
2013-05-27T07:45:23+09:00
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両棲、爬虫類
今年の春は曇りの日が多く、おまけに寒い。野花は二週間以上、花期が遅れている。それでもイモリ類は寒い水中で餌を採ったり、メスに求愛したりと結構忙しそうだ。
(上、セナールの森、5月下旬)
カワカマスの産卵行動は数週間遅れている感じだ。彼らは水草に卵を産みつけるので、タイミングが微妙なのかも知れない。
これはやや大きなメス。求愛しに来るオスを待っている様子であった。
(下、エタンプ市、5月中旬)。
数日間、留守にしますが戻ったらビュジェ地方の滞在(5月初旬)のことを投稿します。
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カオスの街、ナポリ
http://kuwabarat.exblog.jp/20526613/
2013-05-21T14:58:00+09:00
2013-05-21T17:16:02+09:00
2013-05-21T14:58:24+09:00
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旅行
ローマを堪能したあと、南イタリアの古都ナポリへ向かった。
世界遺産も沢山あるし(何しろ界隈全体が指定されてるところがある)、夜景の美しさ、周辺にあるポンペイ遺跡など見所が一杯の魅力的な街だが、反面、治安などに関しては評判が良くない。
駅から近い宿泊先のB&Bへは徒歩で向かった。
煤と埃で真っ黒の建物、うじゃうじゃ居る人々、通りに散らかるゴミ、、、と駅前からして異様な雰囲気だ。
B&Bまでは20分とかからないが、何回か道路を横断する。ところが信号は機能してないか、点滅してるだけの黄色信号が圧倒的に多い。車が止まって通行人を通してくれるなんて雰囲気は全くなく、ビュンビュンと走行している。
現地人がどうするか観察してみた。すると、、、彼らはいきなり渡るのである。そして車やスクーターは急停止する。つまり通行者が一番偉いのだ。
慣れるのに数分かかったが、これは実に論理的なマナーだった。人権無視した「歩道橋」なんてものを設置してる某国とは全然違う。
ナポリの素晴らしい名所や庶民の界隈を楽しんだ二日後、ソレントへ向かった。ヨメさんから有名な歌で知られたいい港町だと聞いていた。確かに綺麗な絵葉書みたいなところだが、イタリアには美しい街や村は無数にあるし、ナポリのほうが滅茶苦茶で活き活きしていて楽しい。かえって何でもない近代的な港の雰囲気が面白かった。
スケッチは高台の公園で日向ぼっこしていたシクラカベカナヘビ。
ソレントへ向かう電車では途中下車して超有名な遺跡、ポンペイへ。
町全体が火山灰で埋まってしまったとは知っていけれど、さすがに広い。半日かけても全部見きれないほどだ。
ここでも自然観察はシッカリしてきた。壁ではイエスズメが営巣していたし、イソヒヨドリも見かけた (上のスケッチ。蛇足だが日本の亜種と違って、ヨーロッパでは体全体が暗い青色である)。カべカナヘビの仲間はあちこちで見られた。
最後の晩は、これまた有名な夜景が見える高台へ。
うろうろしていたらレストランがあったので少し贅沢な夕食をした。暮れゆくナポリ湾を眺めながら、小魚や海老のフライ、猪口ソースのステーキを楽しんだ。
(スケッチは港から望んだヴスヴィオ火山)
ナポリを見てから死ね、とは有名な言葉だが、僕はナポリを見たら又来い、と言いたい。それほど魅力的な街だった。]]>
永遠の都市、ローマ
http://kuwabarat.exblog.jp/20524012/
2013-05-20T23:58:00+09:00
2013-05-21T20:33:31+09:00
2013-05-20T23:58:40+09:00
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旅行
ヨメさんがローマへ行こう、と言う。
ついでにナポリにも寄る、と言う話になった。
という事で、4月初旬にローマに到着。
ローマは学生のときに行っただけ、もう数十年前である。遺跡が広大だったこと、壁がクリーム色や黄土色、淡い茶で特殊な雰囲気だったこと、ピザが薄くて美味かったことなどしか覚えていない。
今回はコロッセオ、トレヴィの泉、バチカンなど名所をゆっくり回り、郊外のオスティア・アンティーカ遺跡にも行ってみた。
どこも広いし、見るものは沢山あった。だから欲張らずに時間を取って観て回ったのは良かった。数十世紀の歴史を堪能するためには、時間をかけるしかないのである。
訪れたところはみな街中だから自然観察はメインではなかったけれど、シクラカベカナヘビ(下のスケッチ)、ニシコクマルガラス、チャバラムシクイやオキナインコ(上)などがゆっくり写生出来て、中身が濃い滞在となった。
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乗客など
http://kuwabarat.exblog.jp/20045510/
2013-04-03T08:29:00+09:00
2013-04-03T08:31:20+09:00
2013-04-03T08:29:39+09:00
t-kuwabara
人物
フェイスブックを頻繁に更新していると、こちらがお留守になる。
という訳で、ここ数週間で描き溜めたスケッチを何枚か載せてみた。地下鉄や市電、カフェ、美術館などで出会った人々だ。
しばらく留守にいたします。スケッチを沢山描いてくると思いますので、よろしくどうぞ。
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農業見本市
http://kuwabarat.exblog.jp/19922498/
2013-03-10T19:02:00+09:00
2013-03-17T15:56:08+09:00
2013-03-10T19:01:37+09:00
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イベント、出来事
今年も行ってきた国際農業見本市。牛や豚も描いたけれど、家禽やウサギを集中して写生してみた。上はホーランド・ロップであろうか、小型で垂れ耳のカイウサギだ。
これは普通の小型カイウサギ。ドワーフ種と呼ばれているようだ。体が美しい茶色で腹や顎がクリーム色。
ハトは奇抜な品種が観賞用として作られている。左のポウター種は大きく膨れた胸と長く伸びた体型が特徴。結構、よく見る品種だ。右のはヘン・ピジョンと呼ばれる鳩で首と脚が異様に長い。首を曲げてもこの状態である。尾は立っているので、正に雌鶏ハトという感じだ。鶏と鳩の交雑種、と言われても納得してしまいそうである。
ニワトリの立派な品種も並んでいた。サセックス種は白黒のメリハリが効いた羽色で絵になる。英国では最も古い品種の一つだそうである。描いた個体は煩い環境に嫌気がさしたのか、じっと寝ているところ。
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赤襟
http://kuwabarat.exblog.jp/19911777/
2013-03-08T15:02:00+09:00
2013-03-17T15:58:08+09:00
2013-03-08T15:01:57+09:00
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鳥
パリ市の南にあるクレテイユに大きな人工湖がある。葦原が結構残されていて釣りも禁止だから、水鳥が多いところだ。今年はそこにアカエリカイツブリが来ているとネットで知った。
この鳥は北欧やシベリア(日本では北海道)で繁殖する。越冬も北や東で行うからフランス国内では冬でも珍しく、パリ地方では滅多に見られない鳥だ。
僕は珍鳥を追いかける探鳥マニアではないが、絵になる鳥なら見に行く。アカエリカイツブリはその名の如く、首が赤みが強い茶色で、顔が白黒というコントラストが効いた鳥である。尤も、これは夏羽であって真冬はもっと地味だ。だから春先で色付いてきたのを見たかったのである。
湖に着いてしばらく探したが、さっぱり見当たらない。仕方なくオオバンやカンムリカイツブリを描いていると、そいつは現れた。
首や顔の色彩は図鑑通り。印象的だったのは嘴元のレモンイエローだった。
時々潜っては小魚を捕らえ、さかんに羽繕いをしていた。もうそろそろ遥かな北へと旅立つのであろう。
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