2012年 08月 24日
ハヤブサの狩り |
ハチクイを再び見ようと南の郊外に出かけた。ちょっと遅いかなと思っていたら、実際に声も姿も見えず、アフリカへ旅立ったあとの様であった。
アザミなどの夏の花は未だ咲いたので、そこに集まるハチや甲虫、蝶を描くことにする。橙色が鮮やかなジャノメチョウ、アマリリスが何匹も飛んでいた。
収穫が済んだ麦畑では、ノドグロアオジが落穂を探している。
ふと空を見たら遠くに小型の猛禽が飛翔していた。チョウゲンボウのようだったが、よく見ればもっと大きく、体格がガッシリしている。飛び方も力強く迅速である。ハヤブサのようだ。こちらに接近してきたら、白黒のパターンが見えて確信できた。
ハヤブサが畑の上に来たら、先程のアオジだろうか、飛んでいる小鳥に狙いをつけて追跡を始めた。随分と小さな標的なのに、ハヤブサは見事に小回りが効く飛翔で追いかける。もう少しで捕まえるかと思える接近戦だったが、小鳥はうまく逃げ切った。
諦めたハヤブサは高度を上げて畑を横切り、森のふちの枯木にとまった。そこで暫くのあいだ羽つくろいをしていた。
by t-kuwabara
| 2012-08-24 00:09
| 鳥